車は、今や移動に欠かせない乗り物ですね。
免許を取得したら、どんな車を買おうかなと悩むのも楽しい時間ですし、また、長年連れ添った愛車もそろそろ引退…新しく買い替えを考えている方もいるでしょう。
車を所有すると、国で定めだれた期間で車両の点検を行わなくてはなりません。
そうです。車検です。
特に、初めて車を購入した方には、車検ってどんなものなのか、費用はどのくらいかかるのか気になるところですね。
今回は、新車の初めての車検費用や時期についてお話します。
新車を買って初めての車検、時期はいつごろ
新車を購入して、初めての車検の時期はいつごろでしょうか。
実は、車両によって期間が違ってきます。
◆新車購入時の初回の車検期間(自家用車の場合)
乗用車(3年)ナンバーの上の数字の一番左が3か5の車
貨物(2年)ナンバーの上の数字の一番左が1か4の車
※事業用は1年のものや2年のものがあります。
◆車検の時期を確認する方法
フロントガラスの上部に車両ステッカー記載
車検証の有効期間満了の日で確認
※車検は、車両有効期間満了の日から1か月前から受けることができます。
もし、満了日を過ぎてしまった場合は、運転をしては絶対にいけません。
車検に出す業者さんに必ず連絡を入れましょう。
業者さんが車検場まで運転許可してもらえる仮のナンバーを取得してから移動します。
満了日を過ぎているのに運転をしてしまったら、厳しい罰則もありますし、仮に事故を起こしてしまった時に、自賠責保険や任意保険も切れている状態になっていますので、賠償など大変な事態になってしまいます。
新車の車検費用ってどれくらい?
車検を通す時の費用はどれくらいかかるのでしょうか。
車検ってすごく高いイメージがありますよね。
その費用も、車両によって違ってきますし、車検を出す場所によっても違います。
では、車検を出せる場所はどのような場所があり、費用はどれくらいでしょうか。
◆ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、近くて依頼をしやすいですね。
また、車検に出すと一定期間ガソリン代や洗車の割引があるなどのメリットがある場所があります。
ただ、国家資格のある整備士が不在の場合は外注になることになるので、整備士の技術に関しては少し弱い部分があるかもしれません。
◆カー用品店
カー用品店も近くにある事やカー用品を買いに行くついでに依頼もできるところが良いところです。
また、部品交換の際も、純正の物以外の相談もできるので、コスト押さえられることや好みのものに変えることが出来ます。
ただ、こちらも整備士の技術にばらつきがあります。
◆整備工場
整備工場は、その工場の規模によって技術や費用が大きくかわります。
整備を専門に行っているので、いろいろな車種に対応できるところや車両を引き取りに来てくれるところもありますので、そういう点は少しわがままを聞いてもらえるかもしれません。
また、整備工場は保険代理店などをしている場合も多いので、保険などの相談も別部署になりますが行えます。
ただ、土日祝がお休みのところが多いので、ユーザーのスケジュールを合わせるのがたいへんかもしれませんし、整備工場のできる内容などを調べる必要があります。
◆ディーラー
ディーラーに車検を出すのは、その車種を専門扱っているので、不具合なども多くの事例から見つけやすい事が最大のメリットです。
また、国家資格保有の整備士も常駐していますので、安心です。
ただ、やはり費用が高いのと何度か車検を繰り返すと、新モデルなどの車の買い替えを勧められるところがちょっと面倒かもしれません。
最近は、定期的に点検行えて車検費用も含まれるパックなどもあります。
◆低価格車検専門店
低価格車検専門店は、低価格と謳っているだけあって、やはり低価格が魅力です。
ただ、車検専門店なので、車検に関する箇所だけを見てくれるので、他の不具合などはみません。また、部品交換も車検に関する部分です。
新しいうちは良いかも知れませんが、ほかに不具合が出そうな時は、他に見てもらうことになるので、二度手間になってしまいます。
次に、実際に所有する車の車検費用をチェックしてみましょう。
また、車検には「ユーザー車検」と言ってユーザーが自ら車検場に車を持っていき車検を通すことができます。
ユーザー車検は上記の業者に依頼するより、最も安く費用を押さえられます。
しかし、その時に不備があれば、車検は通りませんので、その前に車両の点検を行わなくてはなりません。
定期的に点検を行っていて、書類などの用意の手間を惜しまない方にはおすすめです。
実際の費用はいくらくらいでしょうか?
例えば、ワンボックスを車検に出すと最安値では55,830円で、高値では9万円弱の費用がかかるようです。
またユーザー車検では約47,000円でした。事前の点検費用は含まれていません。
※ネット調べの費用です。地域などによってもばらつきがあると思います。
まとめ
新車の初めての車検は、出す場所によってだいぶ費用が変わることがわかりましたね。
ただ、それぞれにメリットデメリットがあり、ユーザー自身が費用重視なのか、点検の充実度なのかなどによって、場所も費用も変わってきます。
ただ、車検は毎日の車の運転を安全に乗るためのものです。
それを忘れてコストダウンに走るのは避けた方が良いと思います。