朝起きたら、なんとなく疲れている、あごのあたりがだるいなんて思っている方は、夜、寝ている時に歯ぎしりをしていることが原因かもしれません。
他の人の歯ぎしりで寝られなくなってしまうほど、歯ぎしりの音は大きく、その力はすごいものです。
歯ぎしりをすることによって、肩こり、頭痛、顎関節症、寝不足などの体の不調につながってしまう場合があります。
また、歯ぎしりは大人だけではなく、子供もすることがあります。
今回は、歯ぎしりの原因についてお話しましょう。
歯ぎしりの原因 大人の場合
自身でも、長い間、歯ぎしりをしていることは知っているけど、寝ている間だし、無意識でどうすることもできない。
パートナーに言われて、困っている。という方も多いですよね。
まずは、大人の場合の歯ぎしりをする原因は何でしょうか?
歯ぎしりをしてしまうのは、ストレスが原因といわれることが最も多いかも知れません。
しかし、ストレスが全くないという方はほとんどいませんよね。
ストレスとは上手に付き合っていく必要があります。
噛みあわせや歯並びが原因で歯ぎしりが起こります。
噛みあわせは歯医者さんに行けばすぐに診てもらえますし、深刻でなければ、その場で少し歯を削って調整をしてもらえます。
◆病気
病気にもいくつかあります。
・無呼吸症候群
無呼吸症候群とは、寝ている間に10秒以上呼吸が止まってしまう病気です。
これと連動して歯ぎしりをしてしまう方が多いそうです。
どちらも睡眠の質によって起こるものなので、睡眠の質を改善する必要があります。
胃酸が逆流をして食道を荒らしてしまう病気です。
原因は、暴飲暴食、カフェインの摂取、不規則な食事などがあり、歯ぎしりは胃酸の逆流を防ぎますが、歯ぎしりをしてしまうのです。
逆流性食道炎の防止は、生活の見直しが必要になります。
◆生活習慣
歯ぎしりを防ぐには、良質な睡眠をとることが大切です。
寝る前に、カフェインを飲む、暴飲暴食や深酒、また、日中の長い昼寝、運動不足でうまく寝ることができないと眠りが浅くなってしまいます。
以上のようなことが、主な原因のようです。
多くは、生活習慣の見直しで改善できそうです。
それでも、改善できない時は、歯医者さんに行きましょう。
歯を削って、噛みあわせを調整したり、歯ぎしりを防ぐ専用のマウスピースなどを作る治療があるようです。
歯ぎしりの原因 子供の場合
歯ぎしりは、子供もします。
子供が歯ぎしりをすると何か大きな病気が隠れているのではないか?
精神的に何かあるのか?と心配になりますよね。
子供の歯ぎしりの原因は何でしょうか?
子供の歯ぎしりは、心配はいらないそうです。
子供の歯は、5歳くらいから、乳歯から永久歯に生え変わる時期に入ります。
歯が抜けたことによって、一時的に歯並びが悪くなり、歯ぎしりを起こすのです。
それは、悪いことではなく、むしろ歯ぎしりによって、歯並びの調整をしています。
生理的な現象で、健康的に成長をしている証拠といえます。
ちょうど、先日6歳の娘が歯ぎしりしていました。
その後、初めての歯が抜けたので、歯並びの調整をしていたのですね。
成長の証と聞いて、安心しました。
まとめ
大人の歯ぎしりは、まずは生活習慣の見直しが必要のようですね。
ただ、歯並びや噛みあわせが原因だと、生活習慣を見直しても治らないようです。
まずは、歯医者さんに行って診てもらうことが良さそうです。
歯医者さんは、歯を診るだけで歯ぎしりの度合いがわかるそうです。
歯ぎしりを改善して、自身も家族も良質の睡眠が摂れると良いですね。