皆さんはお中元・お歳暮を贈る相手などいらっしゃいますよね。
大手百貨店やギフト店のチラシやキャンペーンで「もうそんな時期か」と時の流れを感じてしまします。
お中元やお歳暮はその年にお世話になった人へお礼参りという同じ意味ですが、お歳暮っていつ贈るのがベストなのかご存知ですか?
お歳暮はいつ贈るのがベスト?
お歳暮は正月のお祝いで忙しくなる準備の前の時期がベストだと考えられています。
早ければ12月始めからだいたい20日くらいまでに贈るのが無難です。
相手や自分が喪中であってもお歳暮を贈ることに関してはマナー上、大丈夫ですがご不幸から時間を経たず贈るのではなく、時期をずらして寒中見舞いとして無地のしで贈ることをお勧めします。
基本的にお世話になった人へ、今後もよろしくお願いしますという意味を込めて贈るものですが、相手が公職に就いている人だと、公職選挙法や公務員規定に抵触する可能性がありますので注意が必要です。
最近も政治とカネの問題が取りざたされています。
あらぬ疑いをかけられないよう、こういったことにも気を使ってくださいね。
継続的なお付き合いを前提で贈るものですから、そのつもりがない場合では贈らなくていいかというとマナーに違反してしまいます。
一度限りの場合はのし書きを「御礼」などにして贈りましょう。
相手先の住所録を見直すことも必要です。
住所が変わっているのに前の住所に送ってしまい、結果遅れてしまうということのないようにしたいものです。
会社などに贈る場合は担当者などの名前もチェックが必要です。
お歳暮を贈るタイミングが遅れた場合はどうする?
年内に間に合わないことが分かった場合、それはお歳暮という名前ではなくなります。
「御年賀」や「寒中見舞」「寒中御伺」とすることがマナーです。
御年賀・・・元旦から松の内(1月7日)までに届くもの
寒中見舞・寒中御伺・・・松の内(1月7日)を過ぎてから立春(2月初)までに届くもの
このように使い分けましょう。
早めに越したことはないのですが、年内に間に合わなかったからお歳暮のまま贈るのはマナー違反です。
また、高額なものを贈るのは相手にお返しの負担になることがあります。
上記にも書きましたが、長くお付き合いをさせていただくという意味もありますので、毎年続けられる無理のない金額から始めるのがいいと思います。
内容も失礼のないようにする必要があります。
例えば、コーヒーが飲めない人にインスタントコーヒーを贈ってしまったらいけませんよね?
それは会社でも個人でも一緒です。
まとめ
最近はネット通販が発達してきて、どんなものでも家にいながら注文・購入できる時代になりました。
毎年のお中元やお歳暮を通販で頼んでいる方も多いのではないでしょうか。
どんどん簡単になっていく世の中ですが、運送会社の都合により年内に送れない事態になることもありえます。
そういった時のお詫びができるのかどうかも日本のマナーに関わってくるので、恥をかかないようにしなくてはいけませんね。
お歳暮関連記事
お歳暮のお返しは必要?両親や親戚へのおすすめな提案と金額を紹介