虫歯菌を殺菌するとしたら、どんな方法が有効なのでしょうか?
菌なら熱に弱そうなイメージがあります。
加熱して殺菌することができるのか気になりますね。
歯の健康を守るために、殺菌方法について調べてみました。
虫歯菌を殺菌する方法って?
虫歯菌を殺菌する方法は様々です。
考えられる方法をあげてみたので、日常生活の中で無理のないよう取り入れてくださいね。
・殺菌のための基本事項!
歯の健康を守る商品は多く出ていますが、いくら良い商品を使用しても日々の積み重ねを怠ってはいけません。
毎日の歯磨きや食生活の改善をし、殺菌方法を正す前にしっかりと生活習慣を正しておきましょう。
歯磨きをマメに行うことは基本です。
歯磨き粉は多目に使用し、口をゆすぐのは1,2回程度に控えましょう。
市販の歯磨き粉には歯を守るフッ素が含まれているため、その効果を口内に残すためです。
食後や寝る前は必ず歯磨きをし、虫歯菌の増殖を食い止めましょう。
また、間食が多いと歯に食べ物のカスが残りやすくなります。
だらだら食いをやめることで、口内の衛生を保つだけでなく、体調管理にもつながりますよ。
しっかりと歯磨きを行うだけで、虫歯菌を殺菌する効果は充分に得られると言えるでしょう。
・殺菌するためのもうひと押し!
歯磨きと合わせて一手間加えることで、殺菌効果が高まりますよ。
様々な方法があるので試してみてくださいね。
・洗口液で虫歯菌とさよなら
歯磨きと一緒に手軽に取り入れられるのが洗口液です。
口に含みゆずぐだけで口臭防止や殺菌に役立ちます。
特にフッ素入りのものは効果がバツグンです。
薬局で売られているものは刺激が強く、子どもでは使用できないこともあるでしょう。
歯医者で売られているものなら使いやすいためおすすめですよ。
・家庭にあるもので手軽に殺菌!
洗口液がどうしても口に合わないのであれば、以下のものでも殺菌効果が期待できます。
・緑茶...カテキンに殺菌作用があります。
・重曹...口内を弱アルカリ性にし、虫歯を予防します。
ただし、これらの効能は歯磨きの補助として行いましょう。
口をゆすぐだけで虫歯菌を抑えることは難しいため、歯ブラシで口内の汚れを落とす習慣を身に着けましょうね。
イソジンについては、口の中の善玉菌を殺してしまったり、ヨウ素を含むため甲状腺への影響が心配されています。
日常に取り入れるのであれば、やりすぎないように注意しましょう。
・摂取することで殺菌の期待ができる!
食べるだけで虫歯予防の期待ができるものがいくつかあります。
・ヨーグルト...特定の乳酸菌を含んだものに虫歯予防の効果が期待できます。
・タブレット...虫歯予防用のものがあります。
・トローチ...なめて虫歯予防となります。
キシリトールは含有率50%〜70%のものなら、スーパーや薬局で手軽に購入できます。
含有率が低かったり、甘味料が追加されているものは充分とは言えません。
日本歯科医師会推薦の商品を選ぶなど、パッケージの表記に注意が必要です。
また、特定の乳酸菌が虫歯予防に効果があるとされています。
LS1、ロイテリ菌、L8020、WB21といった乳酸菌です。
これらの乳酸菌が含まれた商品は通販や歯医者で購入することが可能です。
薬局で探してみても良いかもしれませんね。
・専門家にフォローしてもらおう!
家庭での歯磨きと合わせてぜひ行いたいのが、歯医者での定期的なクリーニングです。
3ヶ月に1度は歯医者に通い、歯石の除去や磨き残しのケアを行いましょう。
歯ブラシの使い方を教わったり、虫歯予防のための疑問もプロに相談すれば間違いありません。
定期的に歯医者に通うことで虫歯の早期発見にもつながります。
歯医者に通うのは良いことだらけです。
ぜひかかりつけ医を見つけて予防に役立ててくださいね。
虫歯菌を殺菌できる加熱温度は?熱は効果的なの?
虫歯菌の代表と言えるミュータンス菌。
菌ならば高温で殺菌できるのでは、と考えたことはありませんか?
実際に除菌できるのか調べてみました。
・虫歯菌を死滅させることができる温度は?
虫歯菌は100度で20分間熱を与えると消毒できます。
120度で20分間行えば滅菌となり、ミュータンスをやっつけることが可能です。
ですが、この条件を家庭で満たそうとするなら、沸騰させたお湯での煮沸消毒となります。
熱湯を直接口に注ぐことはできませんし、危険なので行わないでくださいね。
口の衛生環境を保とうとするなら、やはり歯磨きが適切と言えるでしょう。
ただし、家庭に乳児がいる場合は、子どもの食器を煮沸し、虫歯菌を減らすといった効果が期待できそうです。
虫歯菌は乳児期に大人のキスや食器の共有など、唾液から感染することが多いとされています。
虫歯の脅威を抑えるためにも、熱湯での消毒は意味がありそうですね。
まとめ
虫歯菌は毎日歯磨きを行うなど、日々の積み重ねにより減らすことが可能です。
殺菌作用のある商品も売られていますが、それだけに頼らないよう注意しましょう。
熱で殺菌はできますが、現実的な温度ではないため、行うとしたら煮沸となります。
様々な方法を参考にして、虫歯のない歯を目指しましょう。