夏至は1年のうちで1番昼が長い日とされています。
何気なく過ごす人が多いと思いますが、実は夏至に合わせてイベントが企画されている地域もあるんです。
日本の夏至イベントだけでなく、世界の夏至のお祝いも調べてみたので参考にしてくださいね。
夏至のイベントと言えば?東京や大阪では?
東京ではキャンドルナイトが開かれています。
100万人のキャンドルナイトというイベントが、毎年夏至に合わせて執り行われています。
合言葉は「でんきを消して、スローな夜を。」
2003年に大地を守る会から発案され、電気を消しキャンドルの光を灯しゆったりとした時間を過ごすものです。
小さな火を眺めながら物思いにふければ、日々の暮らしを見つめ直す良い機会になるでしょう。
増上寺ではキャンドルナイトとしてライブパフォーマンスや、大地を守る会による有機野菜の販売、キッチンカーによる美味しいグルメを楽しめます。
また、東京タワーを彩る明かりも落ち着き、東京全体が夏至を通して電気のある生活について考えさせられる催しとなっています。
夏至を通して、普段当たり前に使用しているエネルギーのあり方を考えていきたいですね。
また、大阪でも夏至に合わせてキヤンドルナイトが行われているようです。
夏至の20時〜22時の間、電気を消してキャンドルの灯で過ごします。
「1000000人のキャンドルナイト@OSAKA CITY」と名付けられ、西梅田で行われています。
大阪市としても夏至に合わせてライトダウンキャンペーンを呼びかけており、キャンドルナイトと同じ時刻に消灯を企画しています。
ビルや広告塔の照明を消す試みが、環境省と協力して取り組まれています。
日常生活でいかに電力を消費しているのかよく分かる機会になるはずです。
地球環境を意識し、資源の大切さを知ることができますよ。
このように夏至の日の長さを活かしたエコ活動が各地で開催されているのが分かります。
キャンドルナイトに参加をして、地球に優しいひと時を過ごしてみませんか?
夏至のイベントは?世界で盛り上がる夏至!
夏至のイベントは日本だけでなく、世界でも行われています。
どのような催しが開かれているのか見ていきましょう。
・フィンランドの夏至祭
フィンランドの冬は厳しく、日差しが温かくなる夏至は大切な日として敬われてきました。
短い夏の訪れを祝います。
夏至の時期は1日中太陽が沈まない白夜を迎えることもあり、お祭りは賑わいます。
かがり火(コッコ)を焚いたり、サウナに入る伝統があります。
セーリングや釣り、バーベキューなどを楽しむ人もいます。
夏至祭伝統の踊りで祝福をしたり、若者だとクラブでダンスをしながら過ごす人もいるのだとか。
白夜に包まれた幻想的な夏至を迎えられそうですね。
・スカンセン夏至祭り
夏が短いのはフィンランドだけでなく、北欧の国々に共通して言えることでしょう。
スウェーデンのストックホルムでは太陽の恵みに感謝するお祭りが開かれます。
仕事や店はほとんどが休日となり、田舎にあるサマーハウスでのんびり過ごす場合が多いです。
スカンセン野外博物館には人が集まり、歌や踊り、楽器を奏で喜びを分かち合います。
メイポールという柱の周りで歌う人や、伝統の衣装をまとった人々の姿を見ることができるでしょう。
・夏至カヌー
カナダのバンフでは夏至に合わせてボウ川を下るイベントが開催されます。
カナダのカヌーの歴史は長く、カヌーを利用した毛皮の流通が盛んでした。
その際使われたのがカナディアンカヌーと言われ、カヌー愛好者達がこの催しに参加するのです。
カヌーの上から特別な夏至を迎えられそうですね。
様々な国で夏至を祝う催しが開かれています。
太陽のありがたさを感じる良い機会になりそうです。
まとめ
夏至の日は日本だけでなく世界でもイベントが行われています。
光へ感謝すると共に、今ある生活は恵まれているもので、当たり前ではないと肝に命じたいですね。
夏至の日はチャンスがあれば、ぜひイベントに参加してみましょう。
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