赤ちゃんの月齢が進むと、どこかへ遊びに連れて行きたいと思う気持ちが膨らむものです。
子ども向けのイベントや知育支援の遊びなど選択肢は様々ですが、行き先に悩むのであれば、森林浴がおすすめです。
森林浴の健康効果は赤ちゃんだけでなく、同伴する保護者にも期待できます。
そんな森林浴の効能をまとめてみました。
森林浴で得られる健康効果とは?
森へ足を踏み入れると、土や木々の香りが漂い、清々しい気分を味わうことができます。
このリラックス効果は感覚的なものではなく、科学的な根拠に基いています。
森の中で過ごすだけで健康増進が期待できる森林浴ですが、具体的にどのような変化があるのでしょうか。
・心の安定を保つことができる
森林浴を行なうと、ストレスからの開放やリラックス効果、活力の回復など精神面の向上が見られます。
人間の唾液の中には、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されますが、コルチゾールは街中に比べ、森の中では量が少なくなることが分かっています。
また、森の中では、ストレスにより活発になる交感神経が落ち着き、副交感神経が優位になります。
脳内の前頭前野への鎮静作用もあり、森林がもたらす様々な作用から気持ちを安定させることができるのです。
リラックス効果から体の緊張がほぐれ、エネルギーを充填する効果も期待できますよ。
・身体機能の向上
免疫機能の強化や血圧の安定、アレルギーや呼吸器疾患、皮膚病にも効能があると言われています。
森林浴を行なうと副交感神経が活発になるため、心拍数が減り血圧が下がります。これは高血圧の人に有効だと考えられています。
免疫機能では、ナチュラルキラー細胞という、体内に侵入してきたウイルスやガン細胞を倒す力の増強があると研究結果が出ています。
抗ガンタンパク質の増加も体内で認められたため、病気に強い体を作ることに役立つと言えるでしょう。
また、森の大気には殺菌効果があり、吸い込むことで呼吸器やアレルギーの改善が見られたり、皮膚を良い状態に保つことができるのではないかと考えられています。
森林浴の力は医療現場にも持ち込まれ、リハビリテーションの一環として、森林での活動を取り入れている施設も存在します。
認知症や知的障害者にも効果が見られ症状が改善されたという報告もあるなど、森林浴の力は注目されているのです。
木々に囲まれているだけで、私たちに良い作用がたくさんあります。
森林浴をせずに過ごすなんてもったいない!
休日は森の中でほっと一息、体を休め、英気を養いましょう。
赤ちゃんにも森林浴は効果アリ!
森林浴は赤ちゃんにも良い作用をもたらします。
都会の排気ガスや騒音の中ばかりで赤ちゃんを育てると、精神が安定せず健康に影響が出るのではないかと考えられています。
森林浴の力は上記した通りですが、赤ちゃんにも良い効能があるとされています。
森のリラックス効果により、赤ちゃんの精神が安定し穏やかになります。子どもが癇癪を起こしたり、怒りやすい性格であれば定期的に木々の力を借りることにより、副交感神経を優位にさせることができるでしょう。
また、赤ちゃんは抵抗力が弱く体調を崩しやすいですが、森林浴により免疫機能を高め、病気の予防につなげる効果が期待できます。
交感神経の抑制や前頭前野への作用があることから、赤ちゃんの脳の発育にほど良い刺激を与え、活性化させることができるのではないかとも言われています。
赤ちゃんの脳は柔らかく、刺激をどんどん吸収します。
森林浴は赤ちゃんの発育に良いだけでなく、一緒に出かける保護者にとって日頃の運動不足解消にもなりますよ。
家族皆で森に出かけ、心も体も健康的な家庭を築いていきましょう。
森林浴に行く時におすすめするもの!
赤ちゃんと一緒に森林浴に行く時に紫外線や日焼けは気になりますよね。
私は赤ちゃんや子どもと一緒に森林浴に行く時に、飲む日焼け止めを使用しています。
飲むだけなので、肌に塗る手間が省けて、大変助かっています!。
まとめ
森林浴は大人だけでなく、赤ちゃんにも、心を癒やしたり健康を維持する良い効果がたくさんあります。
心身ともに健康な体づくりを幼いころから始めれば、将来は安心ですね。
家族の交流も兼ねて、休みの日は森林浴でリラックスしましょう。
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