入社をすれば、新入社員研修は何が行われるか気になりますよね?
1日だけでなく、合宿形式だと尚更気になると思います。
今回は、気になる新入社員研修についてまとめてみました。
新入社員研修の内容例は?企業によって様々!
新入社員社員研修は、多くの企業が取り入れ行っていると思います。
そもそもこの研修の狙いは何でしょうか。
新入社員研修の一番の目的は、学生から社会人になったという意識を高めることです。
学生時代にアルバイトの経験があるし、わざわざ研修しなくても良いじゃないかと考える人もいるでしょう。
アルバイトと正社員では、仕事上の責任に違いがあります。
アルバイト時代は失敗をしても誰かが責任を取り、代わりに対応してくれます。
ですが社員となると、失敗の責任は自分で処理しなければいけません。
仕事の量はアルバイトの何倍もあり、質の高さを求められます。
自分の言動ひとつひとつが、会社の印象の良し悪しや業績を左右するかもしれない。
その責任を新入社員も負うのです。
お客様や取引先の前で恥ずかしくないよう、研修を通し、自分を高める必要があるのです。
・具体的に、研修では何をするの?
一般的に研修では、以下の内容を教わることが多いです。
・企業理念・就業規則について
・ロールプレイ
・グループワーク
具体的にどのような内容か確認していきましょう。
・社会人としての心構え
社会人としての心構えは、挨拶の重要性や身だしなみ、言葉遣いなどです。
上司からの指示の受け方、報・連・相の重要性など、仕事に対する意識について学びます。
座学で講習を受けるケースが多いです。
・企業理念・就業規則
同じく座学で、企業理念や就業規則の研修が行われる傾向があります。
企業全体が何を軸として成長してきたか、きちんと理解しましょう。
確固たる企業理念を抱える会社ほど、成長し発展してきたケースが多いです。
就職した企業が、どのような信念を持ち、何を目標にしているか理解を深めることで、仕事の進め方にも影響が出てきます。
就業規則も重要です。
有給や残業など、気になる部分はしっかりと把握しておきましょう。
・ロールプレイ
講義で学んだ内容を掘り下げ、理解するために行われる演習です。
よく行われるのが挨拶の練習です。
お辞儀の角度や声の出し方を実際に体に覚えさせます。
他にも電話の取り方、受け方や名刺交換の作法など、仕事に必要な基本的なマナーを身に着けます。
・グループワーク
5〜6人前後のグループをを作り、テーマに沿って課題に取り組む実習です。
司会者や書記、発表者など役割分担が行われます。
テーマは企業によって様々です。
例えば、ある本の売上を2倍に増やすためにはどうすれば良いか?というテーマがあるとします。
このテーマに対して、30分話し合い、結果を発表するのです。
グループワークは会議など、限られた時間の中で、意見をまとめ発表する力を養う目的があります。
またリーダーシップやコミュニケーションの取り方、話のまとめ方など、職務に必要なスキルを体得する良い機会でもあるのです。
このように、仕事で少しでも早く新入社員に活躍してもらうために、企業側は工夫をしながら研修を行っているのです。
・企業によっては個性的な研修に参加することになるかも!
企業によっては個性的でユニークな研修が行われることがあります。
例えば、竹とんぼ作り。
1ヶ月間の研修において、3.5秒以上滞空する竹とんぼを作る研修が、実際に電気機器メーカーのTDKで行われています。
研修とは言え本格的な実習です。
新商品を作るための段取りや、書類の書き方、市場でのニーズ、コスト意識など、とても勉強になる研修です。
自動車メーカーのダイハツでは幼稚園で研修が行われます。
子どもへの接客対応の良さは、お客様との信頼関係につながります。
接客レベルが高まりそうな研修ですね。
他にも、日清食品では管理職養成を目的とした、無人島サバイバル研修があります。
アンデルセンでは小麦からパンを作る2年間に及ぶ新人研修があったり、東芝ではものづくりならではの投石研修が行われます。
最近では体力勝負の自衛隊研修や、ゲームを通して学習をしたり、街中で知らない人と名刺交
換をするなど、個性的な新入社員研修が企画されています。
どんな研修にも、新入社員を成長させるための狙いがあります。
同期の皆と協力して、乗り越えていきましょう。
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新入社員研修の合宿内容って?
就職した企業の新入社員研修が、合宿方式だったということは珍しくありません。
社内にある研修施設や、野外施設を利用して泊まり込みで研修を行います。
傾向として、営業やサービス業など、コミュニケーション能力が必要な職種によく見られます。
合宿研修では、通常の研修の目的に加えて、チームワークやコミュニケーション能力の向上に重点が置かれています。
共同生活を通し、新入社員同士の絆も深まる研修だと言えます。
・宿泊合宿の期間は?どこで行われるの?
合宿期間は1週間から2週間ほどですが、企業によって日数は異なります。
場所は、自然の豊かな場所や山間などにある施設で行われる傾向が強いです。
研修にかかる費用面からこのような立地を選ぶ意味合いもありますが、1番は集中して研修に取り組んでもらうためです。
周辺環境が賑やかだと、息抜き目的で抜け出す社員が出る可能性があります。
それを防ぐために合宿場所の立地条件は重要なポイントになるのです。
・何を準備すれば良いの?
もし新入社員研修が合宿だった場合、何が必要でしょうか。
企業によって変わりますが一般的な内容をまとめてみました。
・着替え
・洗面用品・化粧品・常備薬
・携帯電話・パソコン・充電器
・目覚まし時計・消臭スプレー
筆記用具は講習を受ける側としては必須です。
化粧品は女性は必須でしょう。また、普段飲んでいる薬があれば忘れないようにしましょう。
洗面用品は、合宿先で用意されることがあります。確認して準備します。
携帯電話やパソコンは企業によって方針が違ってきます。
グループワークや職務上使用するため持ち込んで大丈夫なケースもあれば、合宿に集中させるため持ち込み不可の場合もあります。
合宿先で電子機器を一時的に没収される時もあるので、企業の方針に従いましょう。
着替えは日数によりますが、1週間ならスーツ1着とワイシャツを何枚か、ネクタイは2・3本あると良いでしょう。
2週間では、不安ならスーツは2着、ワイシャツも多目に準備が必要です。
下着やストッキングなども準備を忘れないようにしましょう。
ちなみに、カジュアルな服装で参加とある場合は、オフィスカジュアルを示す傾向があります。
オフィスカジュアルとは、ビジネス向けのカジュアルな服装のことを言います。
男性は黒や紺などのジャケット、ネクタイはいりません。
女性はジャケットにブラウス、スカートかパンツです。
ただし、研修の服装は企業によって様々なので、不安であれば先輩に確認を取りましょう。
最後の目覚まし時計と消臭スプレーは、私の長期合宿経験からあると便利なものです。
合宿内容によりますが、夜の11時に就寝し、朝の5時に起床するといった、スパルタなケースもあります。
携帯電話があればアラーム機能が使えますが、没収されてしまうと疲れのあまり寝坊する可能性があります。
そんな時、目覚まし時計が役立つのです。
消臭スプレーは、合宿先で洗濯ができない場合、衣類に使うと効果的です。
スーツに独特な臭いがつくこともあるため、周囲へのマナー対策としてあると便利です。
・合宿の内容は?
企業理念に直結した内容で行われることが多いようです。
例えば、前述した竹とんぼ研修は「お客様が求めている品質を見つけ出す」という目的からグループを作り行われます。
インスタントラーメン3食のみで無人島に放り出される研修では「判断力や発想力、発見力、忍耐力を養う」という目的があります。
時には山奥でひたすら穴を掘り続けたり、50キロほどの工程を、重たい荷物を背負い1日か
けてひたすら歩く研修もあります。
一見意味のない研修内容でも、今後会社で働く時に役に立つ可能性は高いです。
自分のためになると考えて、研修に励みましょう
まとめ
新入社員研修では、社会人としての基礎を学ぶことができます。
企業によっては合宿形式を取っているため、泊まり込みでチームワークを養う機会にもなりそうです。
入社先により、研修内容は個性的でユニークな内容もあるようです。
どんな研修が行われるのか、前向きに考え楽しんで取り組みましょう。