今年も新入社員が入る季節がやって来ました。
入社式や社内の朝礼で、社長や上司から先輩として新入社員への挨拶を任される人もいるのではないでしょうか。
初めて挨拶をする人は、何を話せば良いのか悩んでしまいますね。
ここでは新入社員に向けて、どのようなことを話せば良いのか見ていきたいと思います。
新入社員への挨拶スピーチ!上司が行なう時のコツ!
挨拶で話す言葉を考える時は、どのような内容を話せば良いのでしょうか。
新入社員へ伝える項目としてふさわしい内容を考えてみましょう。
一般的には、以下の点を感じてもらるように工夫します。
・当社の企業理念や方針はどんなものか
・ぜひ頑張って欲しいと願っていること
その上で、具体的に挨拶に取り入れたい内容と、話す順番を考えていきます。
2.理解してもらえるように、会社の理念や方針を話す
3.励ましの言葉
以上の内容と順番を盛り込むと分かりやすいスピーチになります。
何を話そうか悩んでいる時は、この流れを参考にして文面を書き出してみましょう。
内容としては、どんな部署なのか改めて雰囲気を伝えたり、自身が新入社員だった頃を思い出しながら、その体験を踏まえたメッセージを送ると効果的です。
例えば、配属先の部署の面白い先輩や、頼りになる上司を冗談を交えて紹介すれば、新入社員の緊張がほぐれるでしょう。
挨拶であらかじめ、新入社員はミスをするのは当たり前だと伝えるのも良いです。
自身の失敗談を具体的に話します。
それから果敢に仕事に取り組む姿勢の大切さを語れば、新入社員も仕事に対して前向きになります。
仕事を通じて成長しようという意欲の大切さや、時には周りに相談し抱え込まないようにスピーチするのも良いでしょう。
挨拶の内容が思いつかないのであれば、自身の実体験を盛り込めば説得力がありますし、話しやすいです。
挨拶文が完成してきたら、言葉遣いを必ずチェックして下さい。
「私」という言葉が多用されていませんか?
新入社員は企業全体から歓迎されています。
その気持を表すためにも、「社員一同」という言葉を使っていきましょう。
できあがった文面は必ず上司に確認してもらい、挨拶内容が企業として恥ずかしくないものかチェックしてもらうと完璧です。
自分の言葉で新入社員へ気持ちのこもった挨拶を行いましょう。
・スピーチをする際のコツは?
挨拶の文面を作成できれば、後は実際に話すだけです。
中には失敗しないように練習する人もいるでしょう。
新入社員へのスピーチにはいくつかコツがあります。
コツを意識しながら話すことで、より良い挨拶になりますよ。
・後輩社員と一緒に成長しようとする、謙虚な気持ちを持つ
・会社の代表として挨拶を行うのだと意識する
言葉には自分の気持がそのままこもります。
自分が緊張したまま話せば、新入社員にもその感情が伝わるでしょう。
先輩社員として、まずは新入社員にリラックスしてもらえるように語りかけます。
新入社員の緊張がほぐれるだけでなく、話が聞きやすく、頭に入るようになるでしょう。
謙虚な気持ちを持つことも大切です。
新入社員と自身の姿を重ねることで、相手の気持ちに寄り添ったスピーチができます。
新入社員の立場になり挨拶をした時、自分でしか語れない素敵な言葉が生まれるはずです。
最後に、会社の代表として挨拶を任されていることを忘れてはいけません。
挨拶ひとつで、新入社員の企業への印象が大きく変わる可能性があります。
緊張するかもしれませんが、上司はあなたを挨拶の適任者だと判断し、お願いしているのです。
会社から信頼されて任されたスピーチです。
自信を持って堂々と話しましょう。
新入社員への挨拶で使える!スピーチのネタ
挨拶の文面を考えてはいるが、平凡な内容になってしまう。
せっかく話すなら、もっと面白い挨拶がしたい。
スピーチで悩むのは、やはり話す内容です。
ここからは例文を交えて、挨拶で使えるネタをいくつか紹介していきます。
まず初めに、上記で案内させていただいた、挨拶の3つの流れにそって内容を考えてみます。
・例文 一般的な流れに沿ったもの
◯◯部配属の◯◯です。
新入社員の皆さん、本日は入社おめでとうございます。
社員一同、皆さんをお迎えすることができ、とても嬉しく思っています。
我が社は、地域の未来に貢献する企業であるという理念に基づき設立されました。
皆さんの若い力を地域活性のためにぜひ役立ててもらえればと考えています。
入社したての頃は、分からないことが多く、仕事に悩むこともあるでしょう。
私も◯年前は新入社員でした。
右も左も分からず、不安はたくさんありましたが、周りからの温かい援助を受け、仕事を覚えることができました。
皆さんをサポートしていくのが先輩社員である私の勤めだと考えています。
分からないことは遠慮せず、何でも聞いて下さい。
1日でも早く皆さんが会社に慣れ、力を発揮できるよう願っています。
ぜひ失敗を恐れず前向きに仕事に取り組んで下さい。
簡単ですが、皆さんへの歓迎の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
この文面では、最初に歓迎の意思を伝え、会社の理念を簡単に紹介します。
その上で励ましの言葉へつなげていく方法です。
新入社員にもう少し寄り添った内容が良いと感じるのであれば、自身の経験談を多く入れ込み文章を構成してみるのも良いでしょう。
・例文 自身の経験談を多目に盛り込む
◯◯社へようこそ!
社員一同、皆さんを我が社に迎えることができ、大変嬉しく思います。
この会社は◯◯を主体とし、幅広い職務を行っています。
皆さんは仕事を通し、お客様との温かな心のつながりや、お取引先様との強い絆を感じることになるでしょう。
人とのつながりは資本になります。
つながりの中で、多くのことを学ぶことができるでしょう。
私は、入社したての頃、大きな失敗をし、我が社だけでなく、お客様やお取引先様に大変な迷惑をかけたことがあります。
ですが、お取引先様からの強い支援をいただき、お客様への被害を最小限に留めることができた上、感謝していただくことができました。
我が社の強みである絆の力を最大限発揮できた結果だと考えています。
失敗を繰り返しながらも入社して◯年目を迎えられたのは、同期や先輩方からの厚い援助のおかげです。
頑張る新入社員を、社員一同は決して見放しません。
皆さんも何か困った時は抱え込まず、周りと協力して乗り越え、一緒に仕事を頑張っていきましょう。
以上、簡単ですが、歓迎の挨拶とさせていただきます。
このように難しく考えなくても、自身の経験談だけで立派な挨拶になるのです。
挨拶と聞くと難しく考えがちですが、肩の力を抜き、新入社員へ伝えたい要点を整理してみましょう。
自分らしいスピーチが、新入社員の心に響くのは間違いありません。
まとめ
新入社員への挨拶を任されると、その重大さに肩に力が入る人もいるでしょう。
困ったら何を伝えたいのかじっくり考えてみましょう。
そして周囲への相談も忘れずに、意見を取り入れるのです。
挨拶は自分ひとりのものではありません。
会社を代表しての言葉です。
だからこそ、悩まずにどんどん相談し、社内一丸となって良いスピーチを考えていきましょう。