日本企業の多くが海外に支社や支店を持ち、ビジネスのグローバル化はとどまることを知りません。
英語は国際社会を渡り歩くために必須な言語になってきました。
新入社員だからと言って、英語を話せなくて良いはずがありません。
もし英語で挨拶や自己紹介、メールでの対応を求められたら、快く引き受けられるくらいの心の余裕が必要です。
突然英語を求められても大丈夫なように、新入社員の英語の挨拶対応についてまとめてみました。
1章 新入社員が英語の挨拶や自己紹介を求められたらどうすれば良い?
新入社員が入社の挨拶や自己紹介をするのは一般的ですが、最近では入社の挨拶や自己紹介を英語で行なう企業が増えてきています。
外資系の企業だけでなく、海外に拠点がある製造業などでも需要が増えている英語。
商談で使う可能性もあるため、新入社員の英語力は重要なポイントになっています。
新入社員の中には、英語が得意で、挨拶や自己紹介は困らないという人もいるでしょう。
挨拶は、自分の英語力をアピールするチャンスです。
難しい英語を使って話をしたいところですが、凝ってしまうと英語をひけらかしていると思われる可能性があります。
英語の挨拶は、短く分かりやすくまとめるのが好印象です。
日本で、長々と不必要な話をされることが嫌われるように、英語でも好まれる挨拶があるのです。
簡潔でスマートな挨拶で、上手く自分をアピールしましょう。
・挨拶も自己紹介もスマートに!
話す内容は定型文で構いません。
My name is 〜(私の名前は〜)
I enjoy〜(趣味は〜です)
I live in〜(〜に住んでいます)
My age is ◯◯years old.(歳は◯◯歳です)
I will do my best(全力を尽くします)
Nice meeting you.(皆さんどうぞよろしくお願い致します)
など、簡単な文法でコンパクトにまとめて話しましょう。
自分が理解できる英語を使うことで、後で質問をされた時に答えやすいでしょう。
簡単な英文にすることで、相手に伝わりやすく、お互いコミュニケーションがとりやすくなりますよ。
・英語の挨拶、自己紹介の例文
参考までに、例文を作ってみました。
実際に挨拶文を作る時の参考にして下さい。
(皆さんこんにちは。自己紹介をさせていただきたいと思います。)
My name is Atusi Tanaka.
(私の名前は、田中 敦 といいます。)
I graduated from department of economics at ○○ University.
(◯◯大学の経済学部を卒業しました。)
I'm from Tokyo.
(出身は東京です。)
My favourite is running.
(ランニングをすることが趣味です。)
may trouble you, but would highly appreciate your cooperation.
(色々とご迷惑をおかけするかもしれませんがどうぞ宜しくお願い致します。)
このように、短文で分かりやすい内容で問題ありません。
挨拶は1分程度が時間の目安とされています。
自己紹介でも長いと聞き手は疲れてきます。
聞く側の気持ちを考えながら挨拶文を考えると上手くいきますよ。
最後に、英文スピーチは笑顔で元気よく行いましょう。
緊張してこわばってしまうと、素敵な挨拶を考えても良さが上手く伝わりません。
新入社員らしく、フレッシュさを全面に出して、前向きに話しましょう。
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新入社員の英語対応!メール編
外資系の会社の場合は特に、上司や先輩、同僚に外国の人がいるのが当たり前になります。
そのため、社内で公用語が英語と決められている企業があるほどです。
そうなると、避けられないのが社内でのメールのやり取りです。
英語で文章を送る際は、日本語と違って工夫が必要なのでしょうか。
英語でのメール対応について調べてみました。
・英語メールはどんな内容が喜ばれるの?
新入社員が初めて英語のメールを送る際は、挨拶や自己紹介の可能性が高いでしょう。
英語のメールで求められるのは簡潔さです。
最初に自身の名前や所属を記した後、必要事項を明記していきます。
まずは、氏名・部署名・担当について順に触れると、読み手がどんな人か分かりやすいです。
その後、自分の経歴を記します。
大学の学部や、学んできた内容などです。
合わせて趣味に触れると、読んだ相手が親しみをもってくれますよ。
最後は「これからもよろしくお願いします」と締めくくりの一言を入れれば完璧です。
企業ごとに送っても大丈夫な内容に差異があります。
この内容は省いた方が良い、逆にこれを入れると印象が良くなるなど、職場によって様々です。
メールを作成したら必ず部署の誰かに確認を取りましょう。
受け取った側が気持ちの良いメールとなるように、不明な点は確認しながら進めていきましょう。
・メール作成の注意点は?
メールを作成する際には、英文ならではの注意点が存在します。
英語メールにて自己紹介で名前を表記する場合「I’m」「Mr./Ms.」といった表現は避けて下さい。
I’mのような省略の形は丁寧でない印象があるため、使用しない方が無難です。
Mr./Ms.は名前の頭につけますが、使い方によっては、自分が相手より歳上の印象を与えてしまいます。
なのでメールを打つ際は「I am」を使用すると良いでしょう。
また、日本語では「初めまして」といった前置きを使用しますが、英語ではタブーになります。気をつけましょう。
日本で改まった文面を書く時「拝啓/敬具」といったマナーがあるように、英語メールにも記入する際の注意点があります。
英文マナーを理解した上で、気持ちの良いコミュニケーションを取っていきましょう。
まとめ
英語での挨拶や自己紹介、メールにおいて、伝えやすい方法やマナーがあることが分かります。
英語が求められる企業では、社内や海外で様々な価値観を持つ人々と、交流を持つことになると思います。
挨拶やメールで選ぶ単語のひとつが、時には誤解を招くこともあるでしょう。
最初は分かりやすい単語や文法から始め、徐々に雰囲気に合わせて英語を使うことが社内に馴染みやすくなる方法だと言えそうです。
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